仙台:2019年1月20日(日)開催
『予防型経営★実践アカデミー』は、ユメオカノウハウを現場に浸透させることで予防型経営を推進し、新たなビジョンを共に見出すことが目的です。
そして、ユメオカノウハウには
✓ 患者の心理ステップ
✓ 4バランス経営
✓ 各種カウンセリング
といったものがあります。
今回はユメオカノウハウとは別に、ユメオカ提携コンサルタント育成アカデミーを卒業したコンサルタントによるワークショップを開催します。
今回のテーマは「院長の出口戦略」ワークショップです。
そもそも「出口戦略」とは、
会社において「株主」という所有者としての視点と、「経営者」というプレーヤーとしての視点から、考えるべき ①上場 ②M&A ③事業承継 ④清算 ⑤倒産 を言います。
また、個人の人生における 死に方(終わり)を決める。
ということを定義としています。
実際に先生にお聞きしますと、
「将来のことを考えたことはないな」
「先のことはよくわからない」
「なぜ出口を決めるべきなのか」
という先生が多くいらっしゃいます。
出口戦略の方向性を「決めた」先生と「決めてない」先生の差は、次のようなことです。
開業30年目、地域では大きめの歯科医院を経営しているM先生。
経営は順調に推移し、ビジョンに向かって邁進していたある日、宍戸と出会いました。
当初は、「ビジョンに向かって加速」するために、宍戸を呼んだわけですが、最初に言われた一言が、「会社の出口どうするつもりですか?」という思ってもみなかった角度からの一言。事業発展のために一所懸命になってきたが、だれが会社を引き継ぐかなんて本気で考えたことはありませんでした。
宍戸:では、患者さん・スタッフ・関係業者との関係性を考えてなかったのですか?
M先生:なんとなくは考えていた気でいましたが、はっきりと何かを決めてはいませんでした。
宍戸:それは、なにも決めていないと言います。では、これを機に 会社の出口戦略も決めていきながらビジョンに向かって加速もしていきましょう!
M先生:はい!そうですね!
会社の出口戦略は ③事業承継 を選択しました。
経営者という視点においては、お子さんは歯科医師ではなかったので、後輩のN先生にバトンタッチをすることを決め、2年間で院長(理事長)交代まで至りました。
まだ所有者という視点で承継が完了できていませんが、徐々に取り組んでいるところではあります。また、ビジョンに向かってはN先生も参加されたため間違いなく加速してます。
この事例で良かった点は、
✔
M先生が元気なうちにN先生に経営を引き継げた
✔
N先生も急に経営を任されるわけでなく、ソフトランディングで引き継げている
✔
関係者すべてに公に引き継いでいくことを伝えられているので、周りも考え行動する時間ができている
✔
お金の支出という面でも無駄な部分がほとんどなく進行できた
経営は逆算と言いますが、それを体現できている事例ですね。
逆に決めていない事例です。
Y先生は開業15年目、予防型に取り組み患者さんが定期的に訪れる地域で評判の医院。
特に出口戦略を決めておらずにいたため、元気で診療を続けられれば現状が続いていくと思っていたようです。ある日、突然Y先生が倒れてしまい体に麻痺が。診療ができなくなってしまいました。まさかの展開にY先生は「これからの生活や医院の借金をどうしていこう。」と悩みました。お子さんもまだ小さいですし、落下傘で開業されていたため、地元大学との連携もなくなかなか再開の見込みが立ちません。
家族や、関係者がただただ状況を見ているある日、たまたま「医院を買い取りましょう。」という救世主が現れました。会社の資産や負債(借入金)や従業員や患者さんを引き継ぐことができました。残ったのは、ご家族と医院を売った際の売却資金です。
これからの生活に不安を感じながらも、医院を継げたことには安心した。という事例です。
たまたま買い手が現れたので良かったのですが、現れなかったらどうでしたでしょうか。また、出口戦略を考え、周りの医院と連携を深めておけば、もっとスムーズに引継ぎができたのではないでしょうか?
というように、「出口戦略」を決めることが今の経営の最適な一手につながることになります。
このような先生に向けにこのワークショップを企画しました。そしてこれは『予防型経営★実践アカデミー』会員さんだけが参加できるものです。最も大切にしているのは「安心、安全、ポジティブ」です。そのため、ワークショップに入る前に必ず担当講師がこの「安心、安全、ポジティブ」空間の条件を確認し、参加者全員が「安心、安全」を前提にポジティブになれる状態をつくることからはじまります。
このワークショップ(2時間)の内容は以下の通りです。
■ワークショップ内容■
1)「安心、安全、ポジティブ」とは
2)出口戦略とは
3)出口戦略の設計の仕方
4)出口戦略から取るべき財務戦略
5)フィードバック
6)気づきの共有など
また、このワークショップは経営について&先生の人生について深く考えていただく場になります。参加いただく先生同士で情報交換や新たな着眼点の取得も多くあることでしょう。そのために、事前の心構えとして他院の先生と「出口戦略」について情報交換すること、そして出口戦略から逆算した今取るべきアクションプランについてフィードバックをもらうことを目的としていただくことをお勧めします。
実際に先生同士の情報交換では、
・診療方針
・採用~育成
などのお話もたくさん出ることでしょう。
また事業承継の後継者が決まっている先生にとっては、後継者へ事業承継の想いを伝えるための、第一歩目の環境ととらえていただいてもいいかと思います。後継者も一緒に参加され、他院の先生とコミュニケーションを取ること、外部の人間とコミュニケーションを取ることはなかなかできるものではありません。
「長期的な視点で経営や人生を考えるはじめの一歩にしたい」
「出口の方向性はあるが、他の先生の出口戦略も参考にしながら出口戦略を見直す場にしたい」
「後継者との情報共有をしっかりと行っていきたい」
という会員さん向けです。
そして会場は仙台会場での開催です。なお、同じテーマのワークショップは基本、1年に1回しか行いません。関心ある方は、このタイミングでお申込みください。
■仙台会場
2019年1月20日(日)
14時30分~17時30分
仙台市内にて
講師:宍戸友紀
(※)90秒程の自己紹介です。
イメージクリエイ
ティング株式会社
プロフィール
代表取締役 DEO
宍戸友紀
大学卒業後、仙台市内の大手会計事務所系コンサルティング会社へ。医療介護福祉といった社会福祉事業専門部で約7年間コンサル。その後、東京のColorz国際税理士法人(旧:税理士法人ACS)にて税務のみならない財務戦略を学び、イメージクリエイティング株式会社設立。医療業界×財務戦略といった再現性のさる独自のメソッドで全国各地の先生方を支援中弊社のビジョンが「世界中の健康で幸せな笑顔&地球に感謝される人類へ」です。先生方が予防型医療の提供をしていただくことがその第一歩だと本気で思っています。ただし、旧来型の対処療法から予防療法への移行をスムーズに行うことは院内のアクションという面+財務(お金)の面からも時間がかかるため、財務(お金)の面の支援をさせていただいております。 ぜひ、予防型医療への移行で地域から多くの「ありがとう」を創っていただければと思います!
定員は最大15人になります(少人数制のため、1医院からは最大3人までの参加です)。また、各会場ともワークショップ終了後、18時頃から2時間程度の懇親会を任意参加で行います。担当講師も参加しますので、様々な疑問を投げかけたり、お気軽に相談できます。
そして参加費は1人目10,000円、2人目からは5,000円(税別)になります。
下記の申し込みフォームからお申込みください。各会場とも定員になりましたら、申し込み締め切りになります。なお、キャンセル料は開催日の1週間前まで0円です。そのため早めにお申し込みください。決済方法は「クレジットカード」もしくは「銀行振り込み」になります。
下記よりお申込みいただきましたら、お振込み先をお伝え致します。決済完了後に【ワークショップ参加証】をメールにてお送りさせていただきます。
それでは担当講師一同、会場でお会いできることを楽しみにしています。